理想の注文住宅をおトクに建てるための6つの節約術!
理想の注文住宅をおトクに建てるための6つの節約術をご紹介します!
新築で注文住宅を建てるとき、そもそも建売よりもコストがかかりますし、予算オーバーしてしまう事があります。
そのため、どの部分を削ってコストダウンをするべきか、検討しながら設計図や仕様書を作り直していかなければなりません。
一生に一度の大きい買い物だと思うので上手に節約して住み心地の良い家にするのがベストだと思います。
節約の方法はいろいろありますが、わかりやすいひとつの方法として内装部分をコストカットする方法があります。
そこで、内装部分でコストダウンするポイントについてご説明していきます。
新居を建てる際に内装で節約できる部分をご紹介!
憧れの新築住宅ですが、コストカットするのは、できれば欲しいけどなくても大丈夫!という部分だと思います。
コストカットといっても削ってはいけない部分もあります。
よく考えたうえで省く部分を考えることがとても大事です。
床面積を減らす
これはコストダウンとしては定番の床面積を減らしてコストダウンする事です。
2階建てであれば吹き抜けにして採光を保ちつつコストを抑えることもできると思います。
建築費は、坪単価かける坪数(床面積)で決まるため、床面積を減らすことは大幅なコストダウンに繋がります。
これを実現するには、必要以上に取りすぎている部分や、ムダなスペースがないか将来的に子供部屋を設けたいなど、将来設計も視野に入れて見直してみることが大切です。
しつこいですが笑
吹き抜けの設計はとてもおすすめです!!
在来工法をツーバイフォーに変更してコストダウン
在来工法をツーバイフォーに変更することでコストダウンも見込めます。
在来工法(木造軸組工法)は、現場で木を1本1本組むために手がかかります。
一昔前は工期が長くかかる傾向にありましたが、最近では沢山の大工さん達で一気に上棟する事が多いので工期が長くかかる事は少なくなってきたと思います。
一方、ツーバイフォー工法(2×4枠組壁工法)とは、枠と面(合板)などで構成された壁・床・屋根・天井のパネル(枠組み)を組み合わせて、箱状(6面体)の構造から家をつくる工法です。
壁の枠に2インチ×4インチの部材を用いることからツーバイフォー(2×4)工法と呼ばれます。
現場によっては工場で枠組みを作成するので工期の短縮が図りやすく、比較的安価で注文住宅が建てられます。
現在の基準で建てられていれば耐震性に大きな差は無い
構造の違いだけ見れば、ツーバイフォー(2×4)工法のほうが地震に強そうに思えます。
特に、阪神・淡路大震災の際、「在来工法の住宅が多く倒壊し、ツーバイフォー(2×4)工法の住宅は倒壊しなかった」といった報道が多くなされました。
しかし、現在では在来工法の住宅における耐震性は大幅に向上し、「ツーバイフォー(2×4)工法」と「在来工法」の耐震性の間には大きな差はなくなってきました。
建物の耐震性は建築基準法で定められており、何回かの改正を経ています。
特に阪神・淡路大震災後にあたる、2000年の建築基準法改正において、木造戸建ての耐震性は大幅に向上しました。
在来工法をツーバイフォーに変更したところ、コストダウンができたという声が多いです。
在来工法をツーバイフォーに変更することで、コストダウンがはかれます。
3階建てを2階建て+ロフトにしてコストダウン
3階建てでなく「2階建て+ロフト」にすることで、コストダウンがはかれます。
3階建ての場合、3階までの床面積に対して固定資産税がかかりますが、3階建てでなく、高さ1.4m以下のロフトを2階につくリます。
すると、ロフトは小屋裏物置としてみなされ、その分の固定資産税として追加されずに済むという裏技を使われる方も居るようです。
3階建ては、3階部分の床面積もカウントされ、固定資産税に追加されます。
3階建てを建てる場合は建築法規の問題で構造計算が必要になったり、2階建てに比べて建物の重さが増えるため、地盤改良の費用が発生することもまれにあります。
3階建ての注文住宅を建てられる方は「2階建て+ロフト」にして、コストダウンしましょう。
和室の数を少なくしてコストダウン
和室がひと部屋あれば、客間や寝室にできて来客などにも便利だと思います。
しかし、和室には床の間や書院、地袋など独特の構造と様式があるため、洋室を作るよりコストが上がりやすいのが現状です。
白木を使うなど材料費も高くつく傾向にあり、そのため、必要性をそこまで感じないのであれば、思い切って和室をなくしてしまうのも、節約方法のひとつです。
どうしても和室を残したいのであれば、塗り壁ではなくクロスにする、床の間や床脇など和室特有の造りをやめるなど、簡素化していくのがおすすめです。
塗り壁は材料費もそうですが、左官職人の人件費もかさみますし、普段の手入れも大変です。
その点クロスであれば安く済みますし、掃除も簡単です。
また、クロスはデザインが豊富なので、和風のデザインを選べば和室に違和感なくフィットするでしょう。
和室の内容を簡素化しても客間や寝室には不自由はないはず。ぜひ考えてみてください。
水まわりを集中させてコストダウン
水まわりを集中させる事で給排水管の長さを短くすることができ、工事費と材料費をおさえることができます。
同一フロアにあるキッチン、バス、トイレなど水まわりを近くにまとめることでコストダウンができます。
これはあくまでも一例ですが、1階のトイレの真上に2階のトイレを設置するといったことも節約につなが流と言われています。
もちろんトイレを1階と2階につければ、ある程度コストもかかる場合もあります。
施工会社と設計の打ち合わせ時には、水まわりをなるべく近くまとめる事を考えながら設計するとコストを抑える事ができると思います。
壁を取り払ってコストダウン
内装は壁の数が多いとその分だけコストがかかります。
もし節約をしたいのであれば、壁を少なくするとコストダウンにつながります。
小さいお子さんがいる家庭ではむしろ壁がたくさんある家より、壁を取り払って広くスペースを利用するほうが向いています。
最近ではリノベーション物件でも必要な通し柱は残しつつ壁をぶち抜きで広く見せつつも、コストを抑える物件も多いと思います。
家族がどこにいて何をしているのか見えやすく、コミュニケーションが取りやすいというのがメリットです。
壁があるとその分だけプライベート空間は増えますが、お互い家の中での様子はわかりにくくなります。
小さいお子さんは思わぬ行動を取ることも少なくなく、なるべくなら目の届く範囲にいてほしいですよね。
その点、壁の少ない家なら、家事をしながらでも様子を見ることができます。
また、最初から壁を作ってしまうとそれを取り払うのは大変ですが、壁の少ない状態にしておいて、プライベート空間が必要なときにはパーテーションで仕切れるようにしたほうが、部屋の使い方の自由度も上がりますよ。
知り合いにも、セカンドリビングとしても使ってる人がいます。
節約しないほうが良い箇所も
リフォームとは住宅のもとの構造部分を活かして、古くなった建物を新しく作り直すことです。
家は数十年という年月をかけて老朽化していきますし、家族のライフスイベントなどを経て、今の家のままでは住みにくくなってきたということが起こりえます。
そんなときに、リフォームをして部屋を広くしたりバリアフリーにしたりできれば便利ですよね。
そのため、将来的にリフォームを考えている場合は基礎の部分や構造の部分は節約しないようにしましょう。
基礎や構造の部分は耐震の面からしっかりとお金をかけた方がいいと思います。
リフォームをする際に基礎や構造部分が弱いと補強をしなければならず、コストが高くつきます。
節約することはとても大切なことですが、あまりにそこにこだわってしまうと、せっかくの新築なのに満足度の低い住宅になってしまう可能性もあります。
節約する部分とコストをかける部分は明確にしておきたいですね。
今人気のリノベーション物件のコストダウン
同じ条件のもと、新築を購入する場合の費用と中古を購入してリノベーションをおこない費用を比較すると、中古物件を購入しリノベーションする費用の方が、3割〜4割程安く済む事例もあります。
内装も好みに合わせてオシャレに設計される方も多いと思います。
中古物件の価格にもよりますが、新築よりもコストを抑えて理想の家を手に入れることができます。
また、新築の戸建やマンションの価格は、新築後15年間で大きく下落し、その後は景気に応じて緩やかに上下するようです。
そのため、築20年以上の戸建やマンションを購入することで、購入後数年で市場価格が大きく下降するリスク避けやすいと言われています。
まとめ
内装を節約すると言っても、上手にできればイメージした住宅の雰囲気を壊さずコストカットすることができます。
また、作り付けの木製建具が人気だからと言って、どこの家庭でもフィットするわけでもありません。
今はDIYなどでもとてもオシャレな家具を作ったりと手間はかかりますが、コストを抑えて内装に合わせた家具を作ってしまう方もいます。
客間に和室が欲しくても、本格的な和室をつくる必要もありませし、それぞれうまく簡素化したり工夫したりしながら節約することで、使い勝手の良い快適な住宅を建てる事ができます!
住宅の購入費用が増えてしまったら、ぜひ内装の節約を考えてみてくださいね。
あなたの理想を形にする注文住宅づくりに、この記事が多少なりとも貢献できたらうれしいです。